長期レンジで判断する。失敗経験を重ねる。

去る7月16日に岡山県商工会議所青年部連合会の第6回会員大会「津山大会」に参加してまいりました。
吉野家ホールディングスの安部修仁会長の記念講演をお聞きすることができました。

アルバイトから会長まで経験し、吉野家の急成長も倒産も経験された方ですので、奥が深い話をたくさんお聞かせいただきました。
倒産に至った経緯など、身につまされる話が多くありましたが、それ以上に私が特に気になった話を取り上げます。

長期レンジの判断の方が正しいケースが多い。感情的には短期レンジで判断したくなる。でも、長期レンジの判断が必要である。

私の傾向として、即断即決の場合に、短期レンジで判断する傾向があると感じています。
長期レンジで判断できるかどうかは、どんなに多忙な時であっても、冷静に、落ち着いて判断できるように、自分自身の傾向を理解し、「心の余裕」を持つことができるようにすることだと思います。
また、「経営ビジョン」「長期ビジョン」を常に頭に入れておくことが重要だと感じました。

失敗経験を重ねた方が良い。リスクヘッジしかしていない人は厳しい。

私も常日頃、「失敗した〜」と感じて、気分が憂鬱になることがいくつもあります。
自分が嫌になることもあります。
確かに、失敗しない生き方=リスクヘッジだけの生き方も、選択肢としてあると思いますが、そんな人生おもしろくありません。
「失敗は許されない」といってリスクヘッジだけする人生など、私には耐えられません。

私は、勇気を出してリスクに立ち向かい、自分のできる精一杯の努力をして、それでも失敗したら、まずは、ほんとに精一杯やったのかどうかを振り返り、失敗で自分が縮こまらないよう、自分に言い聞かせるようにしています。

男は50歳から60歳が勝負。40歳代の今はしっかり準備しておくことが大事。

今回は商工会議所青年部での講演でしたので、40歳代の参加者が多く、我々参加者に対して期待のメッセージをいただきました。かけがえのない「40歳代」を大切にしつつ、失敗経験を重ねて、未来に向けた準備をしっかりと進めていきたいと思います。