香港旅行記-マカオ編-

5/22(木)は、マカオ1日観光ツアーに参加しました。
このツアーは現地で予約したものですが、JTBのパックツアーと相乗りしており、たくさんの日本人と一緒にマカオに行くことになりました。

マカオには、高速船を使って入国しました。往路の高速船は、最初、揺れがすごく強くて酔いそうでしたが、途中から落ち着いてくれて、1時間程度で到着。面倒なのは、香港出国時、マカオ入国時に出入国手続きがあることです。同じ中国でも、異なる特別行政区だからこうなるのでしょう。手続きのたびに待ち行列に並ぶのは疲れます。
入国すると、現地の日本人ガイドさんが待っていました。
私の印象は、マカオは、香港とは全く異なる世界だということです。香港はまだ170年ぐらいの歴史しかない(それ以前は漁村だったらしい)ですが、マカオはポルトガルが400年以上前に進出しています(ちなみに、ポルトガルの領土になったのは1887年です)。そのため、ヨーロッパらしい街並みが多く見られました。江戸時代の日本の鎖国で追放されたキリシタンはマカオにも逃げてきたそうです。日本との縁の深さも感じました。
F3レースのマカオグランプリで使用されている市街地コースを通り抜けて、まずは、漁師の守り神を祀る媽閣廟(マコッミウ)という道教の寺院に行きました。この寺院の別名「阿媽閣(A-ma-kok)」がマカオの名前の由来となったとされています。

次に、マカオタワーに登りました。錯覚かもしれませんが、58階の展望台は何か揺れているようで、すごく怖かったです。床から下の景色を覗ける所もあり、怖さ倍増といった感じです。もともと私は高いところは好きなのですが、今回に限ってはすごく怖かったです。

ヨーロッパの街並みを保存している地区と、中国らしい密集したビルが混在した景色を見ながら、世界遺産が集まる地へとバスで向かいます。
まずは、聖ポール天主堂跡です。1835年に木製部分が燃えてしまい、今は壁面しか残っていませんが、日本を表現する菊、中国を表現する牡丹が彫られているなど、日本、中国、マカオのつながりが感じられる壁面です。

次に、聖ドミニコ教会、セナド広場と見て回りました。どこも香港とは異なり、いかにもヨーロッパ、という景色ばかりでした。
【聖ドミニコ教会からセナド広場に向かう道です。ヨーロッパに来た気分です。】

午後は1時間、カジノを楽しみました。2006年にソウルで楽しんだ時と同様に、ルーレットで自分の好きな番号に賭け続けました。お小遣い程度の収益を確保して、気持ちよく終わることができました。
そんなこんなで短いマカオツアーを終え、香港に帰りました。
香港に帰った後、早速、ホテル近くのマッサージに行きました。足ツボマッサージも久しぶりでした。これぞ「癒し」ですね。

夕食は、油モノに疲れていたので、この夜は魚の白身入りのお粥を食べました。あっさり風味がとてもよかったです。

夕食後は、昨日同様、シンフォニー・オブ・ライトを見ました。今日は海沿いまで行きました。すごい人が集まっています。海岸沿いでは大音量で音楽が流れていて、まさに「光と音楽のシンフォニー」を実感できました。(ホテルでもFMラジオで音楽を聴くことができます。)これは何度見ても飽きないな、と思いました。

今日、気になったことは、香港はクーラーが効き過ぎ、ということです。ほんと寒すぎます。今日は、高速船の中が特に寒すぎました。昨日はホテルが寒すぎました。ちなみに、マカオの室温は普通です。

あと、マカオに対しての印象が少し変わりました。
香港の人からは、「マカオの人はのんびりしている。カジノで潤っているから」と聞いていました。
しかし、現地に行ってみて、マカオのガイドさんと話しをすると、「マカオ人は怒ったようにしゃべるのが普通」と言っていました。これは、人が多すぎて、大声を出さないと、無視されてしまうからだそうです。
また、「マカオは世界一の人口密集地帯」であったり、「不法住居侵入対策の鉄格子」が当たり前のように家の窓に取り付けられている風景を見ると、あまりのんびりしているようにも思えませんでした。