これからの生き方-がんばりすぎない勇気-

7月はじめに仕事を離れてから、はや4ヶ月が過ぎました。
2005年12月に始まったパニック障害による吐き気・めまいとの闘いはまだ続いていますが、今年9月に岡山に帰ってきて以降、10月中旬に「揺り戻し」の症状があった以外は至って良好な状態にあり、今後も幾度かの波はあっても、徐々に回復していくのかな、という感じです。

この4ヶ月間、今後どのように生きていけばいいのか、ずっと考え続けています。地元の岡山で起業して地域貢献する、という夢は持ち続けていますが、システムエンジニアをやっていた時のような生き方・考え方では、また病気が再発してしまうのでは、という恐怖心が消えません。
システムエンジニア時代は残業時間月100時間以上が当たり前でした。また、24時間365日、いつでもトラブルでの電話呼び出しがありましたし、深夜・早朝作業、徹夜作業も日常茶飯事でした。そんな仕事環境の中で我を忘れていき、「自分の生活=普通の社会人の生活」という勘違いをすることになりました。そして、私は自分に厳しく、人にはもっと厳しくあたって、人にも自分の心・体にも迷惑をかけてしまいました。

これからの私の生き方のコンセプト・モットーは「自分を追い詰めないこと。追い込まないこと」。これが4ヶ月間で出した、現時点での私の結論です。

完璧主義の私は、常に100点の結果を求めて努力してきました。成果主義の給与体系下では、仕方がなかったかもしれませんが、お金のためなら死んでもいい、ということにはなりません。また、同僚や後輩にも100点の結果を出すように強いてきた感を否めません。そして、私は自己嫌悪に陥っていました。
これからは私は60点を目指します。人にも60点を求めるようにします。自分を追い詰めず、心の余裕を持って、やりがいのある創造的な仕事に手を広げていくつもりです。

この生き方は、いじめやうつ病に苦しんでいる社会人、学生のみんなにも必要な生き方だと思います。ソフトブレーンの宋文洲さんも言っているように、「逃げる」ことは敗北ではありません。むしろ勝利につながる可能性もあります。私の場合は前の会社から逃げ(退職)ました。たいへんな勇気がいりましたが、おかげで私の起業の夢は大きく前進しました。

「がんばりすぎない勇気」を持ちましょう!