カナダ旅行記(トロント編)

ナイアガラの滝に別れを告げて、トロントに移動しました。
トロントへはタクシーとバスで移動です。

ちなみに、カナダの物価はけっこう高いです。
消費税は13%ですし、タクシーやレストランではチップを渡す文化があります。
食事も簡単に1,000円を超えます。また、ファーストフードの店が多いです。
バスでトロントに到着後、バス停からホテルまで随分と歩きました。
ダウンタウンにあるチャイナタウン(中国人街)を南から北まで突っ切って歩きました。
街並の変化がおもしろかったです。
カナダの典型的な景色から、中国のような雑踏。そしてまたカナダの景色へ。

ホテルは、そのチャイナタウンにあるショッピングモールの3階にありました。
トロントで選んだホテルは「<スーパー8・ダウンタウン・トロント」というビジネスホテル。 ナイアガラで高級ホテルに泊まったので、トロントでメリハリをつけたつもりですが、東京のビジネスホテルほど安くはありません。 ただし、朝食・インターネット無料で内装は相当きれいです。 (カナダのホテルは寝間着が標準ではついておらず、持参する必要があるようです。 シェラトンではお願いして貸してもらいましたが、こちらにはありませんでした。。。) 夕食は、チャイナタウンで、シーフードばかり使ったヌードルスープを食べました。 スープのあっさりした味がすごく新鮮で、かつ懐かしく感じられました。 翌日、トロントを1日観光しました。 最初に「CNタワー」という553.33メートルのタワーに上りました。 今日は天気が非常によかったので、見晴らしはたいへんよく、オンタリオ湖もきれいでした。 「カナダは山ばかり」という印象を持っていましたが、カナダ東部は全然違います。 CNタワーから眺めても山はひとつもなく、はるかかなたまで平原が続いていました。

CNタワーを下りて、オンタリオ湖のハーバーフロントを歩いた後、
地下鉄を乗り継いで、グリークタウン(ギリシャ人街)に行きました。
こちらの街は、ギリシャ語の標識もあったり、ギリシャ料理の店もすごく多いです。
グリークタウンの通りには、ギリシャ関連の店が延々と続いていました。
チャイナタウンをはじめとして、カナダのトロントが他民族都市であることがよく分かる光景です。

昼食は、ギリシャの名物料理、ギロを食べました。
予想以上に山盛りの皿が出てきてびっくり。でも、味はバッチリです。

グリークタウンを後にして、「カーサ・ロマ」という邸宅に行きました。
「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」の俳句が頭に浮かびます。
なぜなら、住人のヘンリー・ミル・ぺラットは、この邸宅の建設費も負担になって破産し、10年しか住めなかったとのこと。短い栄華だったのです。
身の程をわきまえない贅沢には要注意、と思い知らされます。

この後、オンタリオ州議事堂(日曜日だったので、中は見学できず)、旧市庁舎や金融街の摩天楼を見て回り、最後の目的地に選んだのは、チャイナタウン→グリークタウンと来て、最後はコリアタウン(韓国人街)。
多民族都市を満喫することを選択しました。
こちらもハングルの標識や看板があちこちに表示されている街でした。
夕食はもちろん韓国料理。シーフードを具に使った豆腐チゲを食べました。

翌日、朝から空港に移動して、帰国の途につきました。
帰りは、ホテルから岡山の家まで約22時間でした。
これであっという間のカナダ旅行が終了です。
往復だけで48時間以上かかってしまいましたが、私にとっては、いろいろな教訓を得ることができた有意義な旅行でした。