塩飽水軍の街・本島を訪ねる

先日、香川県丸亀市にある瀬戸内海に浮かぶ島「本島」に行ってきました。
本島は、瀬戸大橋道のサービスエリアがある与島のすぐ西に位置します。
瀬戸大橋は週数回渡っていますが、意識したことはありませんでした。

本島は、塩飽(しわく)水軍の本拠地で、多くの歴史が残っています。
今回、「歴史溢れる島が近くにある!」との情報を聴き、訪問する運びとなりました。
今回のモニターツアーで何が良かったか、それは地元のガイドさん引率のもと、歴史や文化の話をたくさん聴けたことです。
何の情報も持たずに見ると、「普通の石」「普通の建物」に見えるものが、ガイドさんの話を聴きながら見ると、それが「たくさんの人の苦労と努力が詰まった石」「たくさんの歴史がある建築」に見えるようになります。
まさに、個人旅行では味わえない「上級の旅行」でした!

【三所神社です。地元の「塩飽大工」と呼ばれる大工さんの建築が残っています。】

徳玉神社にお参りしました。平家の人たちが、安徳天皇を祀ったそうです。安徳天皇の乳母も住んでいたそうです。
東光寺にある木造薬師如来坐像にお参りしました。普段は非公開ですが、ガイドさんのご厚意で拝むことができました。感謝です。

国指定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている笠島の街並みを見て歩きました。
塩飽勤番所を見学しました。本島は織田、豊臣、徳川の時代に自治が許されていました。もともとは大名ならぬ「人名(にんみょう)」から選ばれた「年寄」が自分の家で政務を執っていましたが、1798年にここに移りました。

本島は、2013年秋には、瀬戸内国際芸術祭の舞台になります。
この歴史遺産は必見ですよ!