4泊5日でソウルと上海を旅してきました。
今回は上海編です。
リニアモーターカー(マグレブ)に乗って市街地へ
空港からは、リニアモーターカー(上海トランスラピッド、上海マグレブ)に乗って上海の街に向かいました。7分程度の短い走行です。車内に速度が表示されていて、301kmが表示されていました。それなりに揺れます。431kmまで出るとのことですので、どんな感触なのか、また帰りも乗ろうと思いました。
リニアモーターカー終着駅の龍陽路駅から地下鉄に乗り換えてホテルに向かいました。地下鉄の乗り方も非常に簡単で、料金も安いです。
上海では、「フォー・ポインツ・バイ・シェラトン・上海・浦東」に宿泊しました。20階で見晴らしもすごく良いです。部屋に着いたのは夜10時頃だったのですが、外の道路からは、クラクションの音がけっこう聞こえてきます。
外灘(ワイタン)周辺を歩く
翌朝、ホテルからタクシーに乗って外灘(ワイタン)に行きました。タクシー代も日本より安いです。
外灘の租界地をやっと見ることができました。「太陽の帝国」というスピルバーグの映画を10年くらい前にテレビで見て以来、この街並みを見たかったのですが、やっと見ることができました。
南京東路の歩行者天国を歩きました。クラクションが鳴りやまない理由がだんだんと分かってきました。
歩行者も電動バイクも、信号無視が一般的になっているようです。車が来ていないと渡る。人と人との合間をバイクが渡る。シドニーでも似たような光景を見ましたが、上海はそれに拍車をかけた感じです。ちょうど日本でも自転車が問題になっているのと似ているように思いました。
外灘から浦東(プドン)へと続く地下道「外灘観光隧道(ずいどう)」に行きました。イルミネーションのトンネルになっていて、一見の価値ありです。
外灘を黄浦江(こうほこう)の反対岸(濱江大道)から眺めました。夕暮れの時刻が近づいてきました。外灘の川沿いも浦東の川沿いも、どちらも気持ちいいです。
上海で最も高い展望台に行きました。上海環球金融中心展望台です。
真ん中のビルが上海環球金融中心です。隣にはさらに高いビルが建設中です。
展望台に上って、夕焼けから夜景まで景色を眺めました。黄砂がかかっていましたが、すばらしい景色です。
東方明珠塔も見下ろせます。
外灘観光隧道を戻って、今度は外灘から浦東の夜景を眺めました。こちらもとても満足です。
豫園周辺を歩く
翌日、豫園という庭園に行きました。上海の中で、もっとも昔の中国の風が感じられる庭園です。
豫園近辺には土産屋と飲食店がたくさん並んでいます。肉まん(包子・パオズー)を食べました。具は野菜たっぷりでとてもおいしいです。シシカバブー(串羊肉・チュアンヤンロウ)もおいしかったです。
中国の食べ物については、口に合うもの、合わないものが極端だという印象です。この日は上記以外にもいろいろ食べたのですが、口に合わないものもいくつかありました。
豫園にはたくさんのお土産屋が並んでいました。ある店で翡翠の置物を買いましたが、価格交渉して、値札の半額近くで取引成立しました。
豫園を出て外灘まで歩き、外灘博物館阿塔努酒吧(あとうどしゅは)に行きました。屋上3階のテラスで浦東の景色を眺めながら喫茶をすることができます。ただ、この日も黄砂が飛んでおり、机の上には黄砂と思われる砂がけっこうたくさん飛散していました。景色はとてもよかったですが、外での食事には少し抵抗を感じてしまいました。
外灘源を散歩しました。こちらも租界の時の建築物が続きます。ここも絵になる光景です。
最後に外灘、浦東の夜景をしっかり眺めてホテルに帰りました。この夜は風が強く、昨日よりも黄砂が少なかった模様で、昨日より夜景がきれいでした。
フォー・ポインツ・バイ・シェラトン・上海・浦東の近所にある屋台に行きました。その場で小龍包や米麺(フォー)の焼きそばを調理してくれました。
岡山に帰る日、空港までの帰り道には再度、リニアモーターカーに乗りました。この日は431kmと表示されました。来たときより130kmも速いですが、301kmの時とあまり変わらない感覚です。
大韓航空にてソウル経由で岡山に戻りました。
4泊5日の旅はこれで終了です。
上海は「さらにもう一歩踏み出す勇気」を与えてくれました
短期間の大都市巡りツアーでしたが、予想以上に私に教訓を授けてくれました。世間体とか後先のことを気にして、勇気を出して「さらにもう一歩」踏み出せていない自分に気づくことができました。
正直なところ、私だけでなく日本全体がそんな空気に陥っているように思います。
ソウルでも上海でも、積極的に自己主張して、必死に生き抜いている人たちに出会えてよかったです。日本の良さを大事にしながら参考にしていきます。
貧乏になる男は外国旅行を「出費」とみなし、金持ちになる男は外国旅行を「投資」とみなす。
これは『金持ちになる男、貧乏になる男』という本の一節で書かれていた言葉です。
外国旅行での経験は、私の仕事においていろんなところに活きています。
もっとも大きいのは、人間関係の構築でしょう。
外国旅行で得た知識、経験したことをいろんなところで話のネタに使っています。
そうした会話から、友人や仕事仲間との仲が深まります。
外国旅行先の文化・習慣を知って、私の人生・生活に刺激を受けることも多々あります。
今回の上海旅行は、私にとって特に刺激が大きかったです。
「人生の迷路」から抜けられなかった私を、独立当初の「夢」に引き戻してくれました。
というわけで、このブログで今後も海外旅行を紹介していきます。